クレオパトラも愛したドライフルーツ「デーツ」とは?

みなさんはデーツ、食べたことありますか?ドライフルーツの中でも、大ぶりサイズで、色や形もどっしりとした印象なので、少々食べるのに抵抗がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。実はデーツはご存じの方も多いかもしれませんが、とってもカラダにうれしいドライフルーツなんです。「デーツを食べるとどんな効果があるの?」「デーツを毎日食べると?食べすぎるとどうなる?」などなど、気になるお話をしていきたいと思います。

目次

1. デーツとは?

デーツとは?

デーツとは、ナツメヤシと呼ばれるヤシの一種の果実で、砂漠地域を中心として生産されています。主な生産地は、エジプト、イラン、サウジアラビアなど。アメリカやチュニジアでも生産されています。味はというと、ねっとりとした甘みがあり、その甘さは黒糖や和菓子のような甘さです。そのまま食べてもおいしいですが、お菓子づくりで砂糖の代わりにデーツを混ぜ込んでみると、砂糖を使っていないのにどうしてこんなに甘いの?というくらい満足感のある甘さを加えることができます。

デーツには他のドライフルーツと違う点があります。それは、プルーンやドライパイナップルのような他のドライフルーツは、収穫されたフレッシュな果物を乾燥させてつくられますが、デーツは木になったままの状態で自然乾燥、完熟されていくということ。こうして木の上で太陽をいっぱいに浴びて熟したデーツは、古代エジプトの女王クレオパトラが愛したドライフルーツといわれています。

2. 「なつめ」と「デーツ」の違い

デーツは、「棗(なつめ)」に似ていることから「ナツメヤシ」とも呼ばれていますが、ふたつはまったく異なるフルーツです。デーツが大きなナツメヤシの木になるのに対し、なつめはクロウメモドキ科の植物で、背の低いリンゴの木のような木になります。名前も似ていますが、なつめをドライフルーツにした姿は、デーツに非常によく似ています。

「なつめ」と「デーツ」の違い

乾燥したなつめは、乾燥の具合にもよりますが皮が固く酸味がある一方で、デーツは干し柿のような食感と、黒糖や和菓子のような甘みがあり、なつめとは全く違う味わいです。

参考文献:棗専門店 なつめいろ なつめとデーツ(なつめやし)の違いとは?効果効能は? (natsumeiro.jp)(参照 2024-09-17)

3. デーツの栄養素

チュニジア産デーツ 100gあたりの栄養成分※

  
熱量312kcal
水分15.9g
たんぱく質2.2g
脂質0.1g
炭水化物80.2g
食物繊維8.6g
ナトリウム4.9mg
カリウム718mg
カルシウム49.9mg
マグネシウム54.1mg
0.21mg
レチノール1㎍
βカロチン16㎍
灰分1.7g
食塩相当量0.01mg
ビタミンE0.7mg
※当社調べ

当店で販売しているチュニジア産デーツには、上の栄養成分表にもある通り、マグネシウム、カリウム、食物繊維が含まれています。カリウムはバナナの約2倍、食物繊維はごぼうの約1.5倍です。※

※比較食品の栄養価は「日本食品標準成分表(八訂)」より
主な栄養素のはたらき
マグネシウム

人体に必要なミネラルの一種であるマグネシウムは、300種類以上の酵素を活性化する働きがあり、筋肉の収縮や神経情報の伝達、体温・血圧の調整にも役立っている栄養素です。不足すると骨の形成への影響や、不整脈や高血圧、筋肉のけいれんが引き起こされることがあります。

カリウム

人体に必要なミネラルの一種であるカリウムは、300種類以上の酵素を活性化する働きがあり、筋肉の収縮や神経情報の伝達、体温・血圧の調整にも役立っている栄養素です。不足すると骨の形成への影響や、不整脈や高血圧、筋肉のけいれんが引き起こされることがあります。

食物繊維

食べ物の中に含まれ、人の消化酵素で消化することのできない物質が食物繊維です。整腸作用など身体の中で有用な働きをすることが注目されています。便通を整え便秘を防ぐうえで欠かせない食物繊維ですが、脂質・糖・ナトリウムなどを体外に排出する働きもあるため、これらを摂りすぎることにより引き起こされる肥満や脂質異常症・糖尿病・高血圧など生活習慣病の予防・改善にも効果が期待されています。

参考文献:厚生労働省 食物繊維 | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)

4. デーツを毎日食べると?食べすぎるとどうなる?

デーツは上記の通りカラダによい成分が含まれているので、毎日食べることでその栄養成分によるうれしい効果が期待できます。しかし、カロリーと糖質が高いため、食べすぎると太りやすくなったり、生活習慣病の原因となる恐れがあるため食べ過ぎは禁物です。デーツは1日2粒くらいを目安に食べましょう。また、食物繊維が多いことから、食べ過ぎによりお腹の調子がかえって悪くなってしまう可能性もあるので、どの食材にも言えることではありますが、適度に摂取することを心がけましょう。

5. デーツを使ったレシピ

デーツは濃厚な甘みが特徴のドライフルーツ。その為、ヨーグルトに入れたり、デーツを半分に割ってクリームチーズを挟むだけで、満足感のあるおいしいおやつになります。

このように、そのまま食べてもおいしいですが、もうひと手間加えることでさらにデーツの良さが発揮されるおやつに変わります。デルタオンラインストアではデーツを使ったレシピもご紹介しています。

デーツを使ったレシピ

デーツには糖質と一緒に食物繊維もしっかり含まれており、糖が身体に吸収されるスピードが穏やかなので、血糖値の上がりもゆっくりです。優しい自然な甘みで、罪悪感のないおやつ時間を楽しめます。

6. デルタオンラインストアで購入できるデーツ

¥405 (税込)

北アフリカのチュニジアで育ったデーツをひと粒ひと粒丁寧に選別しました。栄養価が高く、干し柿のような濃厚な甘みでコクがあり黒糖のような風味です。

¥1,890 (税込)

さっぱりとした甘みのデグレットノア種です。小ぶりで種を抜いているので食べやすく、そのままはもちろん、デーツのクリーミーな甘さを生かした製菓・製パンへの練り込み、クルミやチーズを挟んで食べるのもおすすめです。

7. まとめ

今回はデーツをご紹介いたしました。砂糖の摂取を控えているけど、甘いものが食べたいという方、罪悪感なく満足感のあるおやつを食べたい方にはぴったりのドライフルーツです。はるか昔から食べられてきたドライフルーツは、現在に至っては日本にいながらも簡単に食べることができるようになりました。かつてクレオパトラも愛したデーツを一度食べてみませんか。ひとくち食べれば、その驚きの甘さでまさに女王のような幸せな気分が味わえるかもしれません。

執筆:中澤

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