おいしくて手軽なブルーベリーの栄養とその機能について

小さなひと粒においしさが凝縮されたブルーベリー。 “食べると目に良い”というイメージが強いブルーベリーですが、他にはどんな魅力があるのでしょうか。オススメの食べ方やレシピなど、思わず毎日食べたくなるようなブルーベリーの情報をお届けします。
1. ブルーベリーとは?
ブルーベリーはツツジ科スノキ属の小果樹で、熟すとその果実が濃い青紫色になることからブルーベリーと呼ばれています。欧米では昔からブルーベリーが自生していましたが、20世紀の初めより、アメリカ、カナダ原産の種類から品種改良が始められ、今では世界の様々な温帯圏で栽培されるようになりました。
参考文献:ブルーベリーの基礎知識 - 一般社団法人 日本ブルーベリー協会(参照:2025-08-20)2. ドライブルーベリーに含まれる栄養素
デルタオンラインストアでは、北米産のカルチベイト種のブルーベリーをやさしい甘さのドライフルーツに仕上げています。ドライフルーツになったことで、ブルーベリーの持つ栄養素がぎゅっと凝縮。どんな栄養素が含まれているか見ていきましょう。
ドライブルーベリー 100g当たりの栄養成分※
熱量 | 280kcal |
---|---|
水分 | 21.9g |
たんぱく質 | 2.7g |
脂質 | 1.9g |
炭水化物 | 56.4g |
食物繊維 | 17.6g |
灰分 | 1.0g |
ナトリウム | 4mg |
---|---|
カリウム | 400mg |
カルシウム | 43mg |
銅 | 0.23mg |
鉄 | 1.2mg |
ビタミンE | 5.1mg |
ビタミンK | 89㎍ |
熱量 | 280kcal |
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水分 | 21.9g |
たんぱく質 | 2.7g |
脂質 | 1.9g |
炭水化物 | 56.4g |
食物繊維 | 17.6g |
灰分 | 1.0g |
ナトリウム | 4mg |
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カリウム | 400mg |
カルシウム | 43mg |
銅 | 0.23mg |
鉄 | 1.2mg |
ビタミンE | 5.1mg |
ビタミンK | 89㎍ |
ドライブルーベリーには食物繊維、ビタミンE、ビタミンKがたっぷり含まれています。これらをはじめとする栄養素についてご紹介します。
食物繊維は小腸で消化・吸収されずに、大腸まで達する栄養素です。便秘の予防となる整腸効果だけでなく、血糖値上昇の抑制、血液中のコレステロール濃度の低下など多くの機能が明らかになっています。食物繊維は現在ほとんどの日本人に不足しているといわれており、一日当たりプラス3~4gをまずは目標に摂取することが推奨されています。
※参考文献:食物繊維の必要性と健康 | e-ヘルスネット(厚生労働省)(参照:2025-08-12)ビタミンEは多くの食品に含まれる脂溶性のビタミンで、「若返りビタミン」とも呼ばれています。強い抗酸化作用があり、体内でフリーラジカル※によるダメージから細胞を守るのを助けます。また、免疫機能を高めるほか、血管拡張を促し、血管内で血液が凝固するのを防ぐ役割も持っています。
※フリーラジカルとは・・・摂取した食物が体内でエネルギーに変わる時に形成される化合物のこと。大気中にもタバコの煙や大気汚染、太陽からの紫外線によって発生したフリーラジカルが存在し、人々は常にそれにさらされています。
※参考文献:厚生労働省eJIM | ビタミンE[サプリメント・ビタミン・ミネラル - 一般](参照 2025-08-12)ビタミンKには主に植物によって合成されるK1(フィロキノン)と発酵食品や動物性食品に含まれるK2(メナキノン)の2種類があります。ビタミンK1は血液の凝固に関与し、ビタミンK2は骨の形成や動脈の健康を保つ働きがあります。
※参考文献:厚生労働省「ビタミンK」(参照 2025-08-12)
ブルーベリーに含まれる栄養素として忘れてはならないのが「アントシアニン」です。アントシアニンは、イソフラボン、カテキンと並ぶ代表的なポリフェノールの一種で、植物に含まれる天然の色素成分です。特定の条件下で色調が変化する性質から、古くから着色料として利用されてきました。
“ブルーベリーは目に良い”と言われるのは、私たちの目が“見える”仕組みにアントシアニンが有効に働くからなのです。網膜にあるロドプシンという紫色のたんぱく質が“見える”仕組みに重要なのですが、ロドプシンは加齢だけでなくパソコン、ゲーム、携帯電話で目を使いすぎたりすると減ってしまいます。アントシアニンにはこのロドプシンの再合成を助ける働きがあるのです。
そして、アントシアニンは目の健康を助けるだけでなく、抹消血流の改善や認知機能の改善、体脂肪の蓄積の抑制など、さまざまな生理機能について研究報告がされています。さらに、近年では様々な研究結果から、アントシアニンには糖尿病の病理メカニズムを予防する可能性も示唆されており、私たちの健康を支える働きが期待されています。
参考文献:アントシアニンについて(参照 2025-08-12) 見える仕組みとアントシアニン|目のしくみ|ひとみ研究室|みらい研究所|わかさ生活(参照 2025-08-12) Swathi Putta et al., “Preventive and Therapeutic Potentials of Anthocyanins in Diabetes and Associated Complications.” Curr Med Chem. 2018;25(39):5347-5371(参照:2025-8-12)3. “腸活”にぴったり!ヨーグルトとの組み合わせ

前述の通り、ドライブルーベリーには食物繊維がたっぷり含まれており、腸内環境を整える“腸活”にぴったりの食材です。食物繊維は善玉菌のエサとなる「プレバイオティクス」として働きます。一方、ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌などの「プロバイオティクス」は、腸内環境を整え、健康に有益な効果をもたらす微生物(善玉菌)になります。この2つを一緒に摂ることで、腸内環境をより効果的に整える「シンバイオティクス」が実現します。
さらに、ドライブルーベリーは、ぎゅっと凝縮された甘酸っぱい風味が特長で、ヨーグルトとの相性も抜群です。朝の忙しい時間でも、ヨーグルトにドライブルーベリーを乗せるだけで、お腹にうれしい朝食の完成です。


4. 季節限定商品「生ブルーベリーシロップ仕立て」のこと
デルタオンラインストアでは、毎年秋頃になると「生ブルーベリーシロップ仕立て」を発売します。収穫後3日以内のブルーベリーを瓶に詰めたこだわりの商品で、冷凍やドライブルーベリーにはないはじける食感、ジャムにはないやさしい甘さが特長で、毎年多くのお客様からご注文をいただいています。使用するシロップは日本人の味覚に合わせて、適度な砂糖とレモン果汁だけで仕上げた、フレッシュで自然な甘さ。余ったシロップは、炭酸水で割って飲むのもオススメです。

5. 「生ブルーベリーシロップ仕立て」を使ったレシピ
シンプルにそのまま食べても、ヨーグルトに入れて食べてもおいしい商品ですが、ブルーベリーのおいしさを存分に楽しめるレシピも様々。デルタオンラインストアで掲載しているレシピの一部をご紹介します。
6. まとめ
今回はブルーベリーを紹介しました。ころんとしたかわいらしい見た目からは想像できないほど、体にうれしい栄養素が詰まった果実。ドライフルーツにすることでその栄養素も効率的に摂取できるので、ぜひ毎日の朝食に、おやつに、様々なシーンで取り入れてみませんか。